日本ソーシャルワークリーグ

”支援者の学校”

プロの『支援者』を包括的に支え『即戦力』を養う実践教育プロジェクト

ハワイパシフィック大学社会福祉学科との共同

ハワイパシフィック大学社会福祉学科との共同で2018年から推進されてきたプロの「支援者」を包括的に支え「即戦力」を養う実践教育プロジェクトです。


ソーシャルワークは学問であり、実践に基づく専門職です。そしてソーシャルワーク概念「エコロジカルな視点」に基づき:ミクロ、メゾ、マクロの全てのレベルにおいて配慮することを重要とします。


目指すこと

ハワイの先住民の視点や文化的価値観がソーシャルワークに統合されてきた、ハワイでの創設者の経験と実践を活かし、日本における欧米中心のソーシャルワークパラダイムに挑戦し、解体することで、下記のSDGSに関する日本のソーシャルワーク発展に貢献することを目指します。そして日本独自のコミュニテイアプローチを活かすことで人権が守られ、多様性に対応する社会へ導けるよう探求します

  • SDG16:ソーシャルワークの理論、実践モデル、価値観、専門性と文化的・歴史的に確立された日本独自のコミュニティ・アプローチとのバランスを追求します。
  • SDG4:ソーシャルワーカーが自らの考え、アイデアや懸念を表明するための包括的サポートが実現するプラットフォームづくりをします。
  • SDG9:専門職として日本のソーシャルワーク実践基準を明確にするために事業活動を続けます。 


「支援者」の個性や面白さを活かし


幸せな「支援者」をつくる

私たちの特徴

安全な空間をつくる



プロとしての自分

プロとしての自分の考えや感情的な懸念、アイデアを表現するため安全で包括的な支援を実現する空間を提供する。

関係をつくる

プロとしての意識

プロとしての意識を高めることが重要であるので、参加者のそれぞれの面白さ、強み、価値観、人的資源を循環させる関係をつくる。

コミュニテイをつくる

プロの支援者同士

プロの支援者同士が支え合い「幸せ」で心豊かに愛情あふれる関係を育めるネットワークをつなげコミュニテイをつくる。

支援事業を支える3つの軸

プロとしての実践を実装

する能力を養う

  • ALOHA   国際生涯学習
  • KULEANA 人間の行動学習
  • PONO   グループワーク

実践トレーニング

プロとしての在り方、意識を高める

プロフェショナル育成

  • Hawaiʻi-Aloha Seminar
  • DC visit/Asian Country Visit
  • Conferences(IFSW)
  • プロポートフォリオ
  • MSW 留学


プロの共同体としての心豊かな関係性を育む

  • 仲間サロントーク
  • 登録制メルマガ

プロ同士のネットワーク

実践トレーニング

ALOHA

ALOHAは、ハワイ・パシフィック大学との協力による国際生涯教育シリーズです。2時間半の講義形式、2部構成になっており1)教員やソーシャルワーカーによる講義、2)小グループでの振り返りの時間があり、参加者は多様な視点や新しいアイデア、情報を観察することができる。

参加者からは、様々な研究成果や異なるプログラムから新しいアイデアを学ぶことができ、日本では質の高い実践的な研修が限られているため、非常に参考になったと反響があった。 ハワイで実施されているさまざまな分野のプログラムから異なる視点、ソーシャルワークの価値観、専門家としての考え方などを学ぶことができ、非常に有意義であったとの報告を受けています。

KULEANA

KULEANAは、人間行動と社会環境の関係性を学びます、より良い自己理解のための自己内省を練習します。 日本における実践現場でのスーパービジョンが十分とは言えない現状の課題は緊急性は高い、しかも行政や専門職団体による専門職ガイドラインの明確な方向性やサポートはない。


日本の社会福祉士資格制度は、人権や社会正義の理念に基づいた自律的なソーシャルワーク活動のためのものではない。

プロとしてのソーシャルワーク活動に自信を持ち、専門職としての能力開発の必要性を認識し、自らのパフォーマンスを評価することを可能にするものである。


PONO

PONOは問題定義のコンセプトを実践するワークグループであるコホート・リーダーシップ・プログラムで、参加者はグループ内でそのプロセスを経る。その後、個人レベルで取り組む行動計画を立て、そのプロセスを発表する。

  • 教育、カリキュラム、研修、実践環境の改善を提唱する;
  • 批判的思考の促進 ;
  • ネットワーク内の専門家のニーズを理解する;
  • 専門家同士の交流を促進する教育の機会を持つ;
  • プログラムが支援するインプットの機会を提供する


参加者の声

Balancing Rock Formation

ALOHA

参加者の声は、講義の後に、少人数でセッションできる時間があることは、学んだことを整理したり共有できるので、さらに講義で学んだことが定着すると感じました。この体制は、これからも続けていただきたいと思います。 スーパーバイズや他者から評価してもらう機能は、日本人の性格からなのか、あまり広がっていませんが、必要なことだと思います

Man Meditating at Sunrise

ALOHA

参加者の声は、虐待がどのような背景において、起こりやすいのかを根拠を踏まえて話してくださったことがとてもわかりやすく、日本の課題とも置き換えながら話を聞き進めることができました。日本の制度の中に加害者支援という観点が非常に手薄であるという課題に関して、参加者の方からの話を伺う中で対処する課題というものが見えてきたと感じます。

Woman in White Long Sleeve Shirt Standing Near White and Gray House during Daytime

ALOHA

参加者の声は、学習したことをじっくり考える時間をとれた。そして今までに出会えなかった多様性豊かな方々との議論は意味があった。講師の方との距離感が近く、気軽に繋がることが出来たことは今後の進路に大いに助けになると実感している

参加者の声

A Man on A Concrete Looking at Horizon

ALOHA

参加者の声は、目の前で起きている差別の奥にある構造的な差別というものへの視点を学べ、様々な差別や抑圧の本質を理解していく上での意識が変わりました」

Four Rock Formation

KULEANA

参加者の声は、これまでの流れの中、恒吉さんやビンス先生のオリエンテーションで自分が何に反応し、感情が揺さぶられ、価値観や存在が脅かされていると感じているのかに気付き始めていました。そこへ中里さんの「ソーシャルワーク実践ができる場を自ら作ること」と言う言葉がすごくささりました。

Athletic Girl Jumping

KULEANA

参加者の声は、組織の中で働くことに必死になりすぎてこり、自分の軸で日々の支援があまり見えてなかったのではないからということ。 また自分の思いや考えを相手にわかりやすく伝えることが上手くないことに改めて感じました。そのような機会をもったり意識する中で少しでも皆さんのように上手に意見や考えを伝えられる人になりたいと感じました。


プロフェショナル育成

Hawaii-ALOHA Seminar


ハワイホノルル地域で活躍するソーシャルワーカー達と専門職同士対等に社会的課題、そのためのソーシャルワークをテーマに議論し合う機会となりました。

2018年2月1日~2月4日

第1回目の3日間、開催

2019年11月1日~11月4日

第2回目の4日間、開催

2022年11月1日~11月4日

第3回目の5日間、開催

2024年2月29日〜3月4日

第4回目の5日間、開催

参加者の声

Balanced Rocks in Nature Background

Hawaiiアロハセミナー

参加者の声は、地域密着型のクリニックであり、何より住民のニーズを聞き、それに沿うように考えられた様々なプログラムを展開している姿はなかなか日本ではないように感じました。一方で、地域包括ケアというものは、本来こういうことをいうのではないかと感じ、日本の制度と現場のミスマッチを埋めていくためのヒントが垣間見えたように思います

Hawaiiアロハセミナー

参加者の声は、日本と違い、カウンセリングの要素がありその人の長所や生活全般を評価し、どこに介入すべきかを客観的に判断し、その流れを理解している プロセスの理解がまだ不足していることを認識できた

Hawaiiアロハセミナー

参加者の声は、一日中刺激的な学びばかりの濃密な時間でした。解決志向に向かおうとしてしまう自分自身の考え方のクセに気がついたり、デザイン思考とは何か、五感を使って感じたり考えたり。このような講義は日本でなかなか受けられないので、本当に学びの多い時間だと思いました

参加者の声

Silhouette of Person Jumping Beside Withered Trees

Hawaiiアロハセミナー

参加者の声は、自分の価値観やソーシャルワーカーとして何をしたいのか、考えを整理するきっかけになった。自分の見えている地域がどうなっているのか整理できたし、ピーターが一緒にまとめを作ってくれたので、自分のミッションがより明確になった

White Pillar Candles on Brown Woven Basket

Hawaiiアロハセミナー

参加者の声は、ハワイの文化や自分の生活環境と比較したり、深めたりしながら検討ができたことが非常に学びになり、より身近なものとなりました。リフレクションを通じて、自身の体験が環境とどのように連動していたかということも考え深める意義深い時間となりました!

Hawaiiアロハセミナー

参加者の声は、WellBeing フレームワークの一つひとつを、地域の皆さんが話し合いながら構築していったということもすごいことだなと感じますし、ハワイという地域の中で、人々が大切にしたいことが集約されているように感じました。

6月トレーニング情報

日本ソーシャルワークリーグ

概要とお申込

代表の小平裕子です

東京新聞から取材を受けて活動について紹介:2023年6月

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Create the Future with Us

ハワイパシフィック大学 

社会福祉学科(BSW)プログラム長・助教授

日本ソーシャルワークリーグ共同創設者


ハワイ州ホノルル在住。東京都出身。ハワイパシフィック大学健康社会学部-社会福祉学 BSWプログラム長、助教授。2013年ハワイ大学マノア校にて社会福祉(Social Welfare)博士号取得。2006年南カリフォルニア大学国際政策大学院修士号取得。国立イーストウェストセンターのアジアパシフィックリーダーシップ、ブラウン大学社会改革プログラム参加。研究内容は、先住民族・ユースリーダーシップ、教育、政策。ユースリーダーシッププログラムを行う非営利団体ローカヒ財団の共同開設者・代表。ポリネシア伝統航海カヌー・ハワイの「ホクレア」の教育プロジェクト担当。日米カウンセルリーダー、日本航海協会理事。

日本ソーシャルワークリーグ創設者

小平(こびら)裕子

岡田ヴィンス

小平裕子, MSW, LSW

Kobira Healthcare Hawaiʻi LLC 代表

日本ソーシャルワークリーグ共同創設者


鹿児島県出身、1992年にパーキンソン症候群と診断されながらも1995年より留学の為に渡米、ハワイ大学ソーシャルワーク大学院卒業(MSW取得) 。アメリカ合衆国ハワイ州オアフ島地域で、障がい者アドボカシー、ヘルスケア領域で約20年の実践経歴を持つ。2020年7月より国際生涯学習シリーズをハワイパシフィック大学との連携で開始。個別ソーシャルワークコンサルテーションやワークグループ活動をする「日本ソーシャルワークリーグ」を立ち上げ、プロジェクトディレクターとして約300名程の参加者にプログラムを通して多様なサポートの提供を継続中。


お問い合せ:

Email: hkobira@leaguejapansw.net

Facebook: 

https://www.facebook.com/kobirahealthcarehawaii

A Project by

League of Japan social work